恵み豊かなリアス式海岸が広がり、大小12の浦があると言われる佐伯市蒲江。その中のひとつである「西野浦」地域は、昔から、なば師(しいたけ栽培の職人)を多く輩出し、九州や四国各地に散らばった…とか、九州で最初に真珠養殖を始めた…など、独立精神豊かな人々が多いところだそうです。

 そんな西野浦で、近年の漁獲低迷や、美味しいものは全て東京・大阪へ…といった時代の流れに立ち向うように、「一番美味しいものは、地元で食べんといけん!」と声を上げた、浦のおばちゃんたちがいました。その中心となった橋本正恵さんは、「つっぱり、はったり、ほらは得意よ!」とおっしゃる中で、この「ほら」を現実にしたのが「伊勢えび祭り」なのです。

 海の幸が豊富な蒲江の中でも、お客様が喜ぶような一品にスポットを当て、元気な蒲江をアピールしたい。しかもかねてより交流のある北浦町と組んでやろう!と、様々まアイデアで始めた取り組みが、今や市を挙げての一大イベントとなりました。
 
 2008年8月28日。マリンカルチャーセンターで行われた、伊勢えび海道2008・海道メッセに参加した、てくてくスタッフ。佐伯・延岡両市の市長による熱意こもったあいさつをはじめ、加盟店認定証の授与式や東九州伊勢えび海道宣言などが行われた式典の後、いよいよメッセ(見本市)タイムへ。

 まずは、会場にずらりと並んだ海の幸料理を片っ端から試食です。加盟各店による、いずれも工夫に富んだ逸品ばかりで、新鮮な風味と楽しさあふれる食間に舌鼓を打ちまくりでした。
 
 
 さらに、かまえ流の体験プランとして、いくつかの魅力的な体験プランとして、いくつかの魅力的な体験プログラムを紹介するテーブルへ。「緋扇貝のキャンドル作り」は、食した後の緋扇貝の再利用+廃油ろうそくを使ったエコ工作で、緋扇貝だけでなく、地元・元猿海岸に上がる数10種類の貝殻も使って自由に作った様々な作品も展示。

 そして注目は、「伊勢えびの捌き方体験」。講師の見本による見事な包丁捌きを見た後、なんと、てくてくのうら若き女性スタッフが果敢にも挑戦!タオルでつかんだ伊勢えびが、あまりの元気の良さに飛び跳ね落ちるといった状況の中、つたない手でざっくりと捌きます。おかげさまでスタッフ一同も口にすることができた、新鮮な捌きたての伊勢えびの刺身は、これまで味わった事のないぷりぷり感に満ちた素晴らしいお味でした!
 伊勢えび祭りでは、この食感をみなさんもたっぷりと味わことができます。さらに、前記の体験講座をはじめ、なまこ地魚釣り体験・シーカヤック体験・ウニ割体験等々、地域の人々とも楽しめるプログラム満載です。

 美味しい伊勢えびと、ブルーツーリズムを体験できるひととき…。この秋は、日豊海岸をドライブがてら、東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭りへお出かけしてみませんか?